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セイコ蟹の部位紹介:手のひらに宿る「4つの美味」
雌のズワイガニである「せいこがに」の魅力は、雄にはない多彩な味のグラデーションにあります。
小さな体に詰まった4つの部位それぞれの特徴です。
内子(うちこ)
特徴: 甲羅の内側にある未成熟卵。“赤いダイヤ”とも呼ばれます。
味わい: 半熟の黄身やチーズのようにねっとりと濃厚で、深いコクと甘みが舌の上に残ります。
外子(そとこ)
特徴: お腹の外側に抱えられた粒揃いの卵。
味わい: 噛むたびにプチプチと小気味よく弾ける心地よい食感と、爽やかな磯の風味が広がります。
蟹みそ
特徴: 甲羅の奥に詰まった濃厚な肝臓・膵臓部分。
味わい: 芳醇でまろやか。単体はもちろん、内子や蟹身と絡めることで旨味が何倍にも膨らみます。
蟹身(かにみ)
特徴: 脚や胴体から丁寧に取り出した繊細な身。
味わい: 繊維が細かくしっとりとしており、噛み締めるほどに上品で澄んだ甘みが溢れ出します。
名物「まつ田せいこ丼」のこだわり
一杯の丼の上で、せいこがにの魅力を極限まで引き出すための仕立てと哲学です。
1.職人が見極める大釜浜茹で
獲れたての鮮度を逃さぬよう、熟練の職人が大釜の湯気立ちと蟹の状態、気温を見極め、秒単位の茹で時間と絶妙な塩加減で一気に茹で上げます。
素材本来の甘みを余すことなく閉じ込める要の工程です。
2.一切の手妥協なき「手剥き盛り付け」
小ぶりなせいこがには殻剥きが極めて難しく、繊細な手仕事が求められます。
職人が手作業で1杯ずつ丁寧に身をほぐし、内子・外子・蟹みそ・蟹身の食感と風味のバランスを計算して盛り付けています。
3.一口ごとに表情を変える「三位一体の調和」
最初は部位ごとの純粋な味わいを。
次に外子のプチプチ感と濃厚な内子、芳醇な蟹みそを温かいご飯の上で混ぜ合わせることで、口の中で至高のハーモニーが完成します。
最後の一粒まで飽きることなく楽しんでいただくための構成です。


